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多動脳 アンデシュ・ハンセン

この本は、こんなに人におすすめ

  • 多動脳の持つ強みとは?
  • 薬と同じくらい多動を鎮める効果がある行為とは?
  • ADHDに向く仕事とは?

「多動脳」を手に取ったきっかけ

近年、ADHDと診断される人が増えている一方で、多動脳の持つ強みについては知識がないなと感じ、本書を手に取る。

内容紹介「多動脳」

どういう状態がADHDだと言われているかというと

  • 集中力
  • 多動
  • 衝動

の3つの分野で問題が起きている場合だ。

本書では、だれにでもその傾向があり、人によってグラデーションが違うということだ。

ADHDが持つ強みを一部紹介すると

  • 好奇心が強い
  • ハイパーフォーカス
  • 直感的
  • 粘り強く、失敗したことをくよくよ考えない

などがある。

多動脳について自信を失っている方には朗報ともいえる長所だと感じた。

なによりもADHDの持つ強みを理解してくれる人と協力して働くことを薦めている。

難しく思える問題も細分化することでできるようになってくるので、細かく分解することを習慣化するとよい。

勉強する時は、20分に1回休憩など区切ることが効果的であるという。

集中力を極限まで持っていける分野に出会うと才能を開花すると言われているのだ。

極端に興味があるか・ないかなので、どれだけ大好きなものに出会えるかで人生を大きく変えることは間違いない。

印象的なポイント

ADHDと診断され、多動を抑える薬を飲んだ後に得られる効果と同じくらい強力なアレがある。

それは、「運動」をすること。

ドーパミンレベルが上がることによって、運動後15分〜60分後に心が落ち着き集中できるようになる。

薬には、副作用が、しかし、運動には副作用がなく天然の脳の薬と言える。

ある実験では、4分運動をするだけで子どもの選択的注意が上がったほどだ。

特に、筋トレではなく心肺機能が鍛えられる有酸素運動の方が好ましいと言われている。

可能なら、午前中に運動をすると得られた集中力を午後にも活用することができる。

長い散歩をするよりも、短い散歩を繰り返すなどして工夫するよう薦めていた。

運動は治療薬50種類よりもはるかに良い効果を私たちにもたらしてくれることがわかった。

これが公に叫ばれないのも、ビジネスが絡んでいることに間違いない。

薬を開発するためにも大きなお金が動いていることは事実なのだから。

しかし、本書を学べば、体を動かすことがどれほど価値のある行為なのか理解することができるだろう。

読者へのおすすめメッセージ

今ではADHDという名称で認知されているが、落ち着くまでに名称が変わるなどの経緯があったりと歴史的背景から理解が深まるだろう。

我々はだれもがその傾向を持って生きている。

だからこそ、多動脳を理解し、強みの部分を共有することができる。

ADHDであっても、才能や可能性は拓けるということを本書を通して学び、自己成長に繋げていってほしいと思う。

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